ハルとカナを読んだ感想

ハルとカナを読んだ感想

ハルもカナも、小学2年生になったばかり。ハルは、休み時間になると、なんで男子は男子と、女子は女子と集まるのかなって不思議に思う。カナはユズやキララといると楽しいし、安心できるけど、それって女の子どうしだからなのかな?って、これまた不思議に感じてる。でも、ふたりとも、なんか気持ちが変わってきたことに気がついてたんだ。「わたし、ハルくんのこと」、「ぼく、カナちゃんのこと」、「もっともっと知りたいな」。(引用:ベネッセまなびライブラリーより)

いちごメガネの感想

この本の中でも私は初恋をする所が印象に残りました。私はこの本のようにドキドキの初恋をしたことがないのでピンとは来ませんでした。でもなんで心に残ったかというと、心のなかが細かく書いてあるからです。人物の一ぜりふの後にその人物のそのセリフを言った理由、その時の気持ちが細かく書いてあったのでその人物の気持ちがよく分かりその人物になった気分です。そしてこの本は一つの出来事をいろんな人からの目線で読んでいけるので楽しかったです。

母の感想

かなり長いお話でしたので、私は読むのをどうしようかと迷っていましたが、ついつい読み切ってしまうほど面白い本でした。初恋の物語なのですが、かっこいい男の子が、とか、可愛い女の子が、とか少女漫画が活字になったような本ではなく、リアルな小学生の心の中が描かれているような内容でした。男の子と女の子が意識し始める年齢の、素直な疑問や、学校での友達関係でのちょっとしたさびしさ。

この本のなかで主人公の男の子が、休み時間などにしゃべる相手がいないから本を読んでごまかす、というシーンがあるのですが、いちごはそういう経験はあるのかなとふと思い、、「いちごは、しゃべるお友達がいなくてどうしていいかわからないから本をよんでごまかしたりしたことある?」ときいてみたら、「あるわけないじゃん。まわりにだれかは絶対しゃべれるお友達はいるし、遊びたかったらいれてもらえるもん。」との返事。しかも、この物語のような、本格的な初恋はまだしていない、とのこと。なるほど。近くにお友達が見つからなくて手持ち無沙汰になる気持ちも、ドキドキして話しかけにくい、というような気持ちも、まだ体験していないので、共感はできなかった、という事らしいです。なのによくこんなに長い本を読んだね。と不思議になりました…。でも、私には言わないだけで、いろいろあるのかもしれませんが、…たぶんなさそうです。今のところ。