レンタルロボット を読んだ感想
- 2020.04.09
- よんだ本

学校の帰り道、「ロボットかします」という店を見つけた健太は、自分のこづかいで弟ロボットを手に入れた。願いがかなって楽しい日々が続いたが、兄として我慢しなければならないことも出てきて、けんかすることも。第19回小川未明文学賞大賞受賞作品。(引用:ベネッセ・学びライブラリーより)
いちごメガネの感想
このお話に、私は心をうちぬかれました。簡単に説明すると、この本は弟ロボットとしてかりてきたレンタルロボットなのですが、弟ロボットをかりるにあたって嬉しい気持ちもありましたが、その一方で「お兄ちゃんだからゆずってあげなさい!」などといった「お兄ちゃん」というだけでゆずってあげなければならなかった。ここについての感想は「年上だからなんだ!私だってちょっとくらい好きにしたいんだ!」などといった姉としての意見がありました。そこまでの予想としては「多分今までと一緒でけんかしてかっときて最終的には仲直りだな!」と安心していたのですが、そのあとからふつうの兄弟物語とはちょっとちがうんです。 かりてきてからずい分とたったある日二人で大げんかをしましたその後は小さな喧嘩は一日に何度かするようになり、本当の兄弟みたいですごいしたしみぶかくなってきました。そしてその後 ついにやってきてしまいました、レンタルロボットを返す日が、、、。そしてレンタルロボットを返した後男の子はすごく悲しくなりました。もう会えないんだ、、あの小さな手を、握る事は出来ないんだと。私はこのシーンを見てジーンときました。私の弟が、返されたらどうしよう、弟がいなかったどうしよう。と思いました。
私はこの本のようにロボットが借りられたらどんなロボットをかりるか想像しました。 私がかりたいのは私にそっくりの双子ロボットです。この本のロボットは性格を調整出来ますが、私の場合は調整出来ない、という設定です。ディエヌエーは一緒で性格も一緒という、一卵性双生児のロボットです。~多分こうなるだろう~弟と私、もしくは双子ロボットがけんかしていたら、けんかしてない方の私、もしくは双子ロボットが、「やめなさい!それいじわるっていうんだよ!」て言いそうです。そして二人でけんかをするという(笑)最終的に弟は怒られずに済み、私たちはおっそろしいほどおこられる、という,,,でも弟からしたら都合のいいことばっかりなので、多分かりるのに賛成ですね!私はこの本が気に入りました。これからはもっと弟を大切にしたいです。これまで弟にしていたことを振り返ると、ちょっとダメな事をしてしまったな。と思います。
母の感想
この本もかなりボリュームがあったので、読もうかどうか迷いましたが、読んだ後のいちごの感想をきいて、興味がわいて読んでみました。結論から言ってしまうとな、かなりシュールな内容で、心を持っていかれてしまう物語でした。レンタルロボットとして弟をレンタルして、最初は楽しいけど、少しずつ兄弟げんかもはじまって…。ラストの手紙でじわっときてしまいました。
私が感想を聞いた時のいちごは、さらっとした感想を言ってくれただけでしたが、その夜にいちごのおとうとが(私の息子)マンションのまどによじ登る、という出来事がおこったとき、私は「あぶないでしょ!!!しんじゃうよ!!!」と躊躇することなく大きな声で注意しました。息子はすねてとなりの部屋に行ってしまいましたが、私は「命にかかわることをしたのだから当然だ。」と思い、しばらくそっとしておくことにしました。そこへ娘が登場し、「ママ、危ないことを〇〇君がしたのはわかるけど、最初に注意するときは、もう少しやさしく注意してあげてよ!」「〇〇くんは、火の用心の声が聴きたかっただけなんだよね、ねえねはわかるよ、味方だよ。」といって、弟をかばい始めたのです。いつも姉弟げんかばかりしているので悩んでしまうほどでしたが、明らかにこの本を読んでなにか感じている様子。弟や妹の存在の大切さをあらためて感じさせてくれるような絵本だと思いました。考え方によっては少々刺激的と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
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